書式
fish_key_reader [OPTIONS]

概要

fish_key_reader
端末入力を調査し、
キーバインドを助けます。

このスタンドアロンなプログラムは
対話的で標準入力に対して働きます。

各文字そのものと、
16進数の文字コードを表示します。

このツールは
入力に対する bind コマンドの例を
標準出力に書き出します。

文字列がキー名
(bind --key-namesの実行例参照)
にマッチするならば、

  • bind CHARS ...
  • bind -k KEYNAME ...

の両方が出力されます。

受信した入力についての追加情報
(たとえば文字間の入力の間隔)は
標準エラー出力に出力されます。

オプション

以下のオプションを受け付けます。

-c / --continuous

複数のキー列を受け付けるように
セッションを継続する。

デフォルトでは1つのキー列を
受信したら終了する。

-d / --debug-level=DEBUG_LEVEL
fish -d のように
デバッグレベルを指定して
デバッグ出力をする。
デフォルトは0。
-D / --debug-stack-frames=DEBUG_LEVEL

デバッグメッセージを表示する際の
スタックフレーム数を指定する。
デフォルトは0。

128まで指定できるが、
多くの場合3〜4で十分デバッグ呼び出しに
どのように到達したかについてわかるだろう。

-h / --help
使い方を表示する。

使い方の注意

標準エラー出力に表示される
診断メッセージには、
直前の文字入力からの
ミリ秒が含まれます。

この遅延情報は

  • fish_escape_delay_ms を適切な設定にすること
  • 以下のようなツールによって加わるタイムラグを調査する
    • ssh
    • mosh
    • tmux

のに役立ちます。

fish_key_reader
多くのシグナルを
わざと無視しています。

fish_key_reader --continuous
(fish_key_reader -c)を
終了するには、

  • Ctrl+Cを二度押す
  • Ctrl+Dを二度押す
  • exitと入力する
  • quitと入力する

のどれかを実行します。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。