書式
prevd [ -l | --list ] [POS]

書式
nextd [ -l | --list ] [POS]

書式
dirh

概要

prevd はディレクトリ履歴において
POS だけ過去方向に移動します。

nextdprevd の真逆です。

ディレクトリ履歴の
最初に到達した場合は、
警告が出ます。

-l または --list オプションが
指定されたときは、
現在の履歴も表示されます。

dirh は履歴を表示するだけです。

履歴の現在位置は
環境変数 fish_color_history_current
指定された色で表示します。

cd コマンドは
最近訪れたディレクトリ履歴を
25に制限しています。

履歴は prevdnextd が使う
$dirprev$dirnext 変数に
格納しています。

実行例

# /tmp/d1, /tmp/d2を作る
$ mkdir /tmp/{d1,d2}

# /tmp/d1へ
$ cd /tmp/d1
$ pwd
/tmp/d1

$ dirh
 1) /r/sync/memo/wp/fish
    /tmp/d1

# 元のディレクトリに戻る
# -lをつけるとリストされるだけでなく、移動もする
$ prevd -l
    /r/sync/memo/wp/fish
 1) /tmp/d1
$ dirh
    /r/sync/memo/wp/fish
 1) /tmp/d1

$ pwd
/r/sync/memo/wp/fish

# /tmp/d2へ
$ cd /tmp/d2
$ dirh
 1) /r/sync/memo/wp/fish
    /tmp/d2

$ prevd
$ dirh
    /r/sync/memo/wp/fish
 1) /tmp/d2

$ pwd
/r/sync/memo/wp/fish
$ nextd
$ pwd
/tmp/d2
$ echo $dirprev
/r/sync/memo/wp/fish
$ echo $dirnext
$ rmdir /tmp/{d1,d2}

最後までお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。