- 書式
- pushd [DIRECTORY]
- 書式
- popd
- 書式
- dirs
- 書式
- dirs -c
概要
pushd
pushd
関数は DIRECTORY
を
ディレクトリスタックの先頭に
追加してから cd します。
popd
は元のディレクトリに戻ります。
pushd
に引数を付けなかった場合は、
ディレクトリスタックの
上位2つを入れ替えます。
pushd +NUMBER
はスタックを
逆時計回りに回します。
つまり、後ろを先頭にします。
pushd -NUMBER
はスタックを
時計回りに回します。
つまり、先頭を後ろにします。
訳注:fish 2.4.0では
NUMBER
は動きませんでした。
dirs
と dirs -c
も
参照してください。
popd
popd
は先頭のディレクトリスタックの
先頭のディレクトリを削除し、
そこに cd します。
pushd
でディレクトリスタックに追加できます。
dirs
dirs
は、 pushd
によって作られた
現在のディレクトリスタックを表示します
dirs -c
でディレクトリスタックをクリアします。
他のパラメータは受け付けません。
訳注:カレントディレクトリは常に先頭で、
dirs -c
を実行しても残ります。
実行例
カレントディレクトリを
プロンプトにした状態で
pushd
popd
dirs
の挙動を見てみましょう。
[~] $ pushd ~/.config/fish [~/.config/fish] $ dirs ~/.config/fish ~/sync/memo/wp/fish [~/.config/fish] $ pushd ~/.config/fish/functions/ [~/.config/fish/functions] $ dirs ~/.config/fish/functions ~/.config/fish ~/sync/memo/wp/fish [~/.config/fish/functions] $ pushd /tmp [/tmp] $ dirs /tmp ~/.config/fish/functions ~/.config/fish ~/sync/memo/wp/fish [/tmp] $ popd [~/.config/fish/functions] $ dirs ~/.config/fish/functions ~/.config/fish ~/sync/memo/wp/fish [~/.config/fish/functions] $ dirs -c [~/.config/fish/functions] $ dirs ~/.config/fish/functions
最後までお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。